1. 実店舗があるかどうかを確認する

インターネット上だけで活動している業者も存在しますが、やはり実店舗がある中介の方が信頼性が高いと言えます。

• 実店舗の場所が明確
• 店頭にスタッフが常駐している
• 看板や名刺、パンフレットなどがきちんと揃っている

これらは「長く地域で営業している」という証拠にもなります。特に地元密着型の中介は、そのエリアの情報に詳しく、物件の詳細や周辺環境もリアルに教えてくれるため安心です。

2. 宅地建物取引業免許を持っているか確認する

日本で不動産仲介業を行うには、**「宅地建物取引業免許」**が必要です。信頼できる中介は、以下の情報をホームページや店内に掲示しています：

• 宅建業免許番号（例：東京都知事（2）第123456号）
• 加盟している不動産協会名（全日本不動産協会など）
• 所属する保証機構（全国宅建保証協会など）

免許の確認は、中介の合法性と過去の営業履歴を把握する重要な手がかりとなります。

3. ヒアリング力・説明力があるかを見る

良い中介は、物件をただ紹介するのではなく、お客さんのニーズを丁寧にヒアリングしてくれます。

• 希望エリアや予算、生活スタイルをしっかり聞いてくれる
• 複数の選択肢を提示し、比較を促してくれる
• メリット・デメリットを正直に伝える
• 契約内容や重要事項をわかりやすく説明する

逆に、「早く決めろと急かす」「質問に曖昧に答える」「契約内容をちゃんと説明しない」などの態度が見られた場合は、注意が必要です。

4. 口コミ・評判をチェックする

インターネット上でのGoogle評価や不動産系サイトでの口コミは、中介の対応の質を知るための参考になります。

• 担当者の対応が丁寧だったか
• 強引な営業がなかったか
• 契約後のフォローがきちんとしていたか
• 外国人・初めての人にも親切だったか

ただし、口コミも一部の感情的な投稿に偏ることがあるため、全体の傾向や件数を見て判断するのがポイントです。

5. 外国人・初心者対応の実績があるか

もしあなたが外国籍である、または初めて不動産を扱う立場なら、**「初心者に優しい中介かどうか」**を重視すべきです。

• 英語や中国語対応が可能
• 外国人の賃貸・購入実績がある
• 住宅ローン、契約、税金までトータルで相談に乗ってくれる
• LINEやメールでこまめに連絡できる柔軟さがある

「外国人歓迎」と書かれているだけでなく、実際に何件くらい取引したことがあるのか聞いてみると、その会社の本当の対応力が見えてきます。

まとめ：家探しは「中介選び」から始まる

物件そのものも大切ですが、それ以上に「誰と家を探すか」が満足度を大きく左右します。

不動産中介は、あなたの代わりに物件を探し、交渉し、契約や手続きまでをサポートしてくれる存在です。そのため、「信頼できる中介」を選ぶことが、安心で納得のいく住まい探しへの第一歩となります。

時間をかけて、じっくりと中介を選びましょう。それが、後悔しない住まい選びにつながります。